指し手の統計情報に基づく探索の効率化
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概要
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現在コンピュータ将棋においてαβ探索アルゴリズムが広く使われている.αβ探索アルゴリズムでは,探索の効率化が非常に大事である.効率化することによって,限られた時間内でより深く探索できるようになり,結果として将棋プログラムの実力は向上する.それゆえ,探索の効率化に関する様々なアイディアが提案されている.本稿では,プロ棋士の棋譜からの統計情報を用いた探索の効率化を提案する.効率化をするために,プロ棋士の棋譜から得られる指し手の統計情報に基づき,プロ棋士によって指された手の頻度に注目することで指し手の順序付けを行なう方法を提案する.将棋プログラム上にこのアイデアを実装し,テスト問題による実験や対戦を行い探索の効率化を評価したところ,効率化が確認できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-03-24
著者
-
橋本 剛
北陸先端科学技術大学院大学
-
飯田 弘之
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
飯田 弘之
静岡大学情報学部情報科学科 : 科学技術振興事業団さきがけ研究21
-
飯田 弘之
静岡大学情報学部
-
竹歳 正史
静岡大学情報学部
-
橋本 剛
静岡大学工学部
-
梶原 羊一郎
静岡大学情報学部
-
長嶋 淳
北陸先端科学技術大学院大学
-
石原 一平
静岡大学情報学部
-
長嶋 淳
静岡大学情報学部
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