疾病入院特約給付後の死亡発生状況調査 : 主な良性腫瘍について

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
当社保険契約において,主な良性腫瘍で疾病入院・手術給付を受けた契約を追跡調査し,疾病ごとの死亡指数の状況を調査した。調査対象は主契約・疾病入院特約ともに標準体で,契約日より第4保険年度以内に初回疾病入院もしくは手術給付が発生した契約とした。観察方法は保険年度方式とし,第1回目の入院・手術を起点とし,死亡指数の状況をみた。調査の結果,一般に良性と考えられる卵巣嚢腫の死亡指数は,経過の浅いところで高く,診断書に卵巣嚢腫と記載されたものの中には,必ずしも良性のものばかりではない可能性が示唆された。また,腸のポリープでは,すべての年齢層で,女性の死亡率が男性を2倍以上上回った。引受査定時には女性については,特に慎重に悪性腫瘍を除外する必要性があることを示唆している。
日本保険医学会の論文
2001-12-17

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク