3大疾病保障定期保険特約及び乳癌に対する待期間導入の効果について
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概要
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平成8年4月に,3大疾病保障定期保険特約の発売を開始すると同時に,乳癌に対する90日間の待期間を導入した。平成8年4月の導入前後で3大疾病保障の支払発生状況を比較検討した。その結果,男女ともに導入後の支払発生指数の改善をみとめており,特約化による幅広い3大疾病保障保険の提供が危険の集中を緩和している可能性を示唆した。また,女性の悪性新生物における支払発生指数がより大きく改善していることにより,乳癌に対する90日間の待期間導入による効果も期待されたが,女性の悪性新生物の部位別発生指数では子宮癌が最も大幅な改善を示しており,待期間導入の効果を明確には示せなかった。
- 日本保険医学会の論文
- 1998-12-15
著者
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