体格および血圧が死因別死亡率に与える影響について
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概要
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昭和61年度から平成8年度までの診査医扱標準体契約について,Body Mass Indexに基づく体格3区分および血圧3区分別に6大死因(悪性新生物,脳血管疾患,心疾患,肝硬変,不慮の事故および自殺)別死亡指数を平成2年度から平成8年度まで観察し,体格および血圧が各死因の死亡指数に与える影響の差異について検討を加えた。今回の観察対象の経過契約数は約2,300万件,実死亡数は47,420件に及んでいる。その結果,(1)全死因死亡指数では,血圧の影響が体格に比較して強いこと。(2)血圧は脳血管疾患死亡指数および心疾患死亡指数に強い影響を与えること。(3)体格は心疾患死亡指数に影響を与える一方,脳血管疾患死亡指数に与える影響はわずかであることなどが明らかとなった。
- 日本保険医学会の論文
- 1999-12-17
著者
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