飲酒・喫煙・肥満・高血圧と心電図虚血所見出現率

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概要

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近年の死因構造の変化に伴い,ますますその選択が重要となってきている虚血性心疾患に着目し,心電図虚血所見出現率と飲酒習慣,喫煙習慣,肥満,高血圧との関係について,保険加入時の診査データーを用い検討を行った。その結果,高血圧,肥満,喫煙習慣の順に心電図虚血所見出現率との関係が強く,また,飲酒習慣と心電図虚血所見出現率との間にはほとんど関連を認めないことなどが示された。しかしながら,虚血性心疾患と喫煙習慣との関係については,その関連の程度が従来の報告と比較して予想外に低く,安静時心電図による虚血性心疾患死予測の限界,また,今後の喫煙習慣別の保険事故発生統計の必要性などが示唆された。
日本保険医学会の論文
1989-12-15

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