BMI別の原因別入院発生指数について(その2)
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概要
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肥満が多くの疾病の誘因になることはよく知られており,これまでにも体格に関する多くの報告がなされている。今回,体格評価の基準としてBMI (Body Mass Index)を採用し,糖尿病,虚血性心疾患,脳血管疾患,慢性肝炎及び肝硬変,胆石症,子宮筋腫,子宮癌,乳房の良性腫瘍,乳癌について,体格と入院発生指数の関係を検討した。その結果,入院発生指数からみた最適BMI値は,男性39歳以下では22.8,40歳以上では23.3,女性39歳以下では19.7,40歳以上では20.2であった。原因疾病別の入院発生指数とBMI値との関係では,男女の糖尿病,虚血性心疾患,脳血管疾患,胆石症,男性の慢性肝炎及び肝硬変,女性の子宮筋腫で,肥満による入院発生指数の増加が認められた。
- 日本保険医学会の論文
- 1997-12-15
著者
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