手術給付金の支払状況について

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概要

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当社における平成6年度及び平成15年度の手術給付支払状況について分析検討した。平成6年度と平成15年度の比較では,胃切除術,子宮広汎全摘術といった身体侵襲度の大きい術式の給付支払は,顕著な減少が認められるのに対し,ファイバースコープまたはカテーテルによる手術給付支払は,顕著な増加が認められた。また平成15年度の支払状況では,急増するファイバースコープまたはカテーテルによる手術は,男性において最大支払術式となっているが,女性ではむしろ,帝王切開や子宮手術の方が多いなど異なる特徴が観察された。ファイバースコープ又はカテーテルによる手術は,低侵襲性であるという利点から,手術適応の拡大に伴い手術給付支払が増加しているものと考えられる。今後も更なる増加が予測される一方,高倍率の開胸・開腹手術の置き換わりとしての支払抑制の効果もあり今後ともその動向については,注視する必要があると考えられる。
日本保険医学会の論文
2005-03-17

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