コンピュータ使用が理科協同学習の問題解決に及ぼす影響
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概要
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本研究では, 小学4年生28名を対象に, 子どもたちが単純電気回路に適用する素朴概念 (減衰モデル) を克服するための3D CG教材「理想電圧源 (電池) モデル」を考案した。コンピュータを媒介として3D CG教材を提示することで, 理科授業の協同的問題解決がどのように行われるのか, その思考活動のプロセスに着目し, 実践的検討を行った。3D CG教材視聴後のグループの成員間における発話分析, 及び描画法を用いた仮説モデルの分析を行った結果, 素朴概念 (減衰モデル) が克服される教授効果として, 新たに, 「認知的負担の軽減」, 及び「思考の可視化」という2点が明らかにされた。これより, 3D CG教材を取り入れたコンピュータによる協同学習の機会を, 理科教育の中に導入することは有効である可能性が示唆された。
- 鎌倉女子大学の論文
- 2004-03-31
著者
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