科学教育における「記述論理」と物質に関する「巨視的概念」の形成について
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概要
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具象物をAとし,巨視的概念(自然科学で使われる物質,金属,純物質,混合物,酸,塩基など)をBとする。BはAを包含するが,科学教育では,Bの理解は抽象的だから難しいといわれている。ここで「AならばBである」「AはBではない」などを「記述」とよぶ。本稿では,生徒・学生が一群の「記述」を学習して巨視的概念を形成する方法を明らかにする。授業実践における調査結果は,科学教育における「記述論理」の重要性を強く示唆している。Let A be an "object" in the real world; and B be a macroscopic concept such as matter, metal, pure substance, mixture, acid, and base in natural science. A implies B, but it is well-known that understanding B is difficult in science education, because B is abstract. Here "A is B", "A is not B" etc are called "descriptions". The present paper deals with a method, by which a class of students learns a list of descriptions to form macroscopic concepts. The examination in an introductory science course suggests that "descriptive logic" plays a very important role in science education.
- 上越教育大学の論文
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