物理化学教育における化学数理 : 分布と誤差について
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概要
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物理化学の一分野である量子化学では,数学は化学の言葉そのものとなっている。化学における数学のもう一つの役割は「ツール」である。例えば,分布と誤差に関する離散数学は,現代物理化学において必須である。この「分布と誤差」を扱った鐸木啓三著『化学における数学』(1974)は初版のみで,既に絶版となっている。本論文では,この著書を参照原典として,物理量分布と測定誤差を取り上げ,物理化学教育のための議論をする。In quantum chemistry, i.e., a branch of physical chemistry, mathematics is simply its language. Another role for mathematics in chemistry is as a tool. Discrete mathematics, for example, with relation to distribution and error is essential to modern physical chemistry. "Mathematics in Chemistry" (1974) by the late professor emeritus Keizo Suzuki is out of print, but deals with distribution and error well. We use this textbook as a source reference, and discuss distribution and error for education in physical chemistry.
- 上越教育大学の論文
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