物質量とモルの指導案ー考え方と授業実践ーの研究
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概要
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前報では,物質量とモルを学ぶための生徒用「学習シート」を提案した。本論文では,このシートを用いて授業実践をするために,教師用指導案を研究する。第2節では物質量指導の考え方を考察し,第3節ではモルの導入法を検討し,第4節では相対質量とモル質量を扱う。第5節では,関連する教育資料にみられる諸解釈を取り上げる。最後に「学習シート」の最初の部分(物質量の考え方)を板書する仕方の一例を示す。物質量とモルを物理量として指導するには,物理量の単位独立性や測定原理などを学習ずみであることが不可欠である。A previous paper (Vol. 22, No. 2, 2003) proposed a new set of students' sheets for learning 'amount of substance' and the mole. This paper deals with an instruction plan for teachers who adopt the set in school practice. The second segment describes a method of teaching 'amount of substance'; how to introduce the mole is shown in the third segment; the topics in the fourth segment are relative atomic mass and molar mass; the fifth segment analyzes some interpretations of the mole appearing in teaching materials; and in the last segment an example of how to write part of the sheets on a blackboard is presented. A class of students who have mastered some principles such as unit-independence and measurement of physical quantities is indispensable for instruction plans that lead to 'amount of substance' and the mole. Bulletin of Joetsu University of Education (ISSN 0915-81621, Vol. 23, No. 1, pp.245-260(2003)
- 上越教育大学の論文
著者
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