生薬製剤の薬物学的特性(第1報)ロートエキス中のl-Hyoscyamineの腸管吸収
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概要
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Scopolia extract in the Japanese Pharmacopeia Ed. VIII, is prepared from the rhizomes of Scopolia spp. Pharmacological properties of scopolia extract was examined and following results were obtained. 1) In testing the permeation of alkaloids through the isolated small intestine of a mouse, it was found that the permeation rate of l-hyoscyamine in the scopolia extract was much slower than that of scopolamine present in the Datura root extract on that of pure alkaloid dissolved in the Tyrode solution. 2) The amount of l-hyoscyamine remaining in the intestinal lumen 40 min after application was similar in either case of scopolia extract or the pure alkaloid. 3) Application of l-hyoscyamine at a dose of 8 mg/10 g body weight killed all the mice within 11 min after oral administration, whereas a sample of l-hyoscyamine added with scopolia extract containing 8 mg of l-hyoscyamine per 10 g body weight, extended the lethal time and decreased the mortality. These results suggest that the pharmacologically unique properties of scopolia extract should be attributed to the decreased permeation of l-hyoscyamine through the intestine. In this sense the Datura root extract cannot be substituted for scopolia extract.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1974-08-25
著者
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