「動き」が笑顔の印象に及ぼす影響(<特集>「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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本研究では,笑顔の提示法や強度が,笑顔から知覚されるポジティブ印象の程度に与える影響を検討した.提示法として,静止画,切替え(真顔静止画提示後に笑顔静止画提示),動画(真顔からピークとなる笑顔へ連続的に変化)の3条件を設けた.ピークとなる笑顔強度をモーフィングにより操作し,0%,30%,60%,90%,120%の中から選択した.5項目の評価用語(「魅力」,「思いやり」,「元気のよさ」,「たくましさ」,「美しさ」)を用いて7段階の印象評価を行った結果,動画提示は顔の美感的側面の評価において部分的に印象の知覚を促進する傾向が見られたが,その効果は小さかった.二方,笑顔強度に関しては全ての評価用語において顕著な効果が見られた.
- 2004-12-09
著者
-
蒲池 みゆき
工学院大学
-
蒲池 みゆき
ATR人間情報科学研究所
-
伊師 華江
東北大学文学研究科
-
行場 次朗
東北大学文学研究科
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部情報デザイン学科
-
伊師 華江
仙台高等専門学校情報デザイン学科
-
Kamachi Miyuki
Faculty Of Informatics Kogakuin University
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