人間の視線方向の知覚特性 : 頭部方向および光源位置の影響(顔・ジェスチャ認識のためのパターン認識メディア理解,一般)

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概要

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本研究では、他者の頭部が様々な方向を向くとき、さらに頭部に対して正面または左に光源があるときの他者の視線方向の知覚特性について、視線方向の弁別課題と定位課題を通して検討した。頭部が15度回転すると、実際の直視方向から回転方向に0.7-1.3度ずれた点を直視すると知覚された。視線の定位方向は、観察者から視線が遠いほど、また頭部の回転角度が増大するほど、観察者の方向にずれ、その大きさは提示された頭部方向と視線方向の線形関数で近似できた。さらに光源に近い方に向いた視線に対しては、光源とは逆方向にずれて定位され、その大きさは観察者の左60度からの光源下で約2度であった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-11-12

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