視覚的二重課題における拡大/縮小運動の検出非対称性 : 注意の処理資源配分からの考察(マルチモーダル,感性情報処理,視知覚とその応用,一般)
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概要
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人間の視覚システムにおいて,拡大/縮小運動に対する単一運動検出課題では拡大運動の検出のみポップアウトするという非対称的な知覚特性をもつ.本研究では,拡大/縮小知覚の非対称性が,単一課題下ではなく,他に注意要求のある二重課題条件下においても有効であるか,視覚的二重課題法を用いて検証した.中心視課題に高速連続提示による識別課題,周辺視課題に拡大/縮小刺激を用いた視覚探索課題を設定した.その結果,拡大/縮小刺激検出時間は二重課題時の方が単独課題時よりも長くかかった.しかしながら,二重課題時においても拡大運動検出時のみにポップアウトが生じた.すなわち,他に注意要求がある場合においても,拡大/縮小運動の知覚特性は有効であることが明らかになった.
- 2011-11-03
著者
-
蒲池 みゆき
工学院大学
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部情報デザイン学科
-
Kamachi Miyuki
Faculty Of Informatics Kogakuin University
-
石井 太一
工学院大学
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