学習時の眼球運動が物体名称記憶に及ぼす影響(マルチモーダル,感性情報処理,視知覚とその応用,一般)
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概要
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本研究では,物体と名称の連合記憶時における眼球運動が短期記憶,長期記憶の記憶精度に与える影響を検証した.三つの実験を行い,いずれの実験においても物体と名称の連合学習課題を行った.実験1では予備実験として,名称が中央,物体が左右いずれかに提示された記憶課題遂行時の一般的な眼球運動回数を検証した.実験2では,連合学習時の4つ眼球運動方向による短期記憶と長期記憶への影響を検証した.その結果,特に左方向の眼球運動を伴う学習により,長期間高い記憶保持が行われることが明らかになった.実験3ではこの左方向の眼球運動条件を用いて,学習時の眼球運動量を変動させた場合での短期記憶への影響を検証した.その結果,眼球運動回数は学習直後の記憶精度へ影響を与えないことが示唆された.
- 2011-11-03
著者
-
蒲池 みゆき
工学院大学
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部
-
蒲池 みゆき
工学院大学情報学部情報デザイン学科
-
Kamachi Miyuki
Faculty Of Informatics Kogakuin University
-
中村 拓也
工学院大学情報学部情報デザイン学科
-
瀧田 茂樹
工学院大学大学院工学研究科情報学専攻
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