3次元モーフィングモデルを用いた3次元造形物再構成とその印象変化(サマーセミナー(若葉研究者の集い)「最先端ビジョン技術が拓く画像応用の新境地」)
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概要
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本研究では、3次元物体における印象を変化させるパラメータ算出方法を、既存形状に対する印象評定結果に基づく計算によって決定する手法の可能性を探る基礎検討を行った。3次元物体の一例として自動車のボディを取り上げ、異なる車種のプラモデルの形状をレンジファインダで計測し、各形状を表現した多次元ベクトルに主成分分析を適用することで、形状の多様性を少数のパラメータで表現できる3次元モーフィングモデルを求めた。形状の事例が与える視覚印象を一対比較法で定量化した結果から、視覚印象を操作するパラメータの変位を求める予備実験を行い、心理実験によってその効果を検証することで、3次元物体デザインでの印象操作に対する本アプローチの有効性を確認することができた。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2008-08-21
著者
-
行場 次朗
東北大学
-
赤松 茂
法政大学理工学部
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赤松 茂
法政大学理工学部応用情報工学科
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伊師 華江
仙台高等専門学校情報デザイン学科
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伊師 華江
宮城工業高等専門学校情報デザイン学科
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行場 次朗
東北大学大学院文学研究科
-
稲葉 善典
法政大学大学院工学研究科
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赤松 茂
法政大学大学院工学研究科
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赤松 茂
法政大学大学院 工学研究科 システム工学専攻:法政大学 工学部 システム制御工学科
-
赤松 茂
法政大学大学院工学研究科システム工学専攻
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