共鳴トンネル素子を用いたカオス生成回路とその分周器への応用
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概要
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共鳴トンネル素子の負性微分抵抗による非線形性に着目し、これを用いたカオス生成回路を考案した。これの応用として、外部入力信号V_<in>=V_0+Asin(2πft)によってその動作モードを制御する分周器を提案した。数値シミュレーションによって、その動作マップを明らかにした。個別素子を用いて回路を試作し、低周波領域の実験によって回路の基本動作を実証した。また、入力信号歪みが動作に及ぼす影響を数値シミュレーション、及び実験により検討した。その結果、入力信号波形は正弦波だけでなく方形波や三角波であっても分周動作が可能であることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-02-22
著者
-
岸本 茂
名古屋大学工学研究科
-
水谷 孝
名古屋大学工学研究科
-
前澤 宏一
名古屋大学大学院工学研究科
-
川野 陽一
名古屋大学工学研究科
-
水谷 孝
名古屋大学工学研究科量子工学専攻
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水谷 孝
名古屋大学
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岸本 茂
名古屋大学
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岸本 茂
名古屋大学工学研究科量子工学専攻
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川野 陽一
名古屋大学大学院工学研究科
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川野 陽一
名古屋大学工学研究科量子工学専攻
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前澤 宏一
名古屋大学工学研究科量子工学専攻
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