ZnS:Ag 気相エピタキシャル層のフォトルミネッセンスと光伝導度

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
Agのみ又はAgと浅いドナー準位を形成する不純物をVPE法によって、ZnSエピタキシャル成長中に添加し、フォトルミネッセンスと光伝導度スペクトルを測定した。Agのみを用いた場合は、1000℃の高い添加温度がB-Ag発光を得るのに必要であった。しかし、Agと共にドナーとしてAlを用いた場合はより低い添加温度で、AgClを用いた場合は250℃というさらに低い添加温度でB-Ag発光を得た。光伝導度スペクトルから、吸収端から400nm寸近までの光伝導度はB-Ag発光の出現に対応しており、Agアクセプタ準位に関係していると考えられる。また、AgClを添加した場合は添加温度によっては、B-Ag発光の他にもfree-to-bound型の同じアクセプタが関連したと思われる420nmの発光と、465nmのSA発光も観測された。
1995-09-29

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク