問題駆動型CAI構築の基本コンセプト
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概要
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筆者らはこれまで、学習者の認知状態のモデル化及び学習支援方略の決定機構について検討を進めて来た。その根底にあるものは、学習の意義を教育工学的に捉え、認知し、思考すると言う「学習の認知のメカニズム」を重視した「学習者の状態の認識」と、学習者の状態に応じた「修正情報の提示」であり、知的CAIを構成する要素の基本コンセプトについての考察を加えたものである。これらのことは問題駆動型学習システムを構築するために欠かせない原点と考えたからである。木稿は、認知プロセス推論技術と学習者の状態把握技術を特に念頭に置いて開発した本システムの基本コンセプトについて考察し、操作型学習環境の要件が満たされているかの検討を加えるものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-20
著者
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