情報検索における文書集合の組織化について
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概要
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近年のインターネットブームにより,誰もが世界中の様々な情報(リソース)にアクセスすることが可能となった.インターネットは,誰もが自由に情報を発信することができるため,様々な人々が多種多様な情報を発信している.しかし,それらの情報はテキストデータでさえ定型化されてはおらず,膨大な情報のほとんどが未整理のままであるといえる.このような傾向は,計算機(ネットワーク)の発達前に比較して,個々の能力を大きく高める可能性を持っている反面,情報の氾濫によりユーザにとって本当に意味のある(必要な)情報にたどり着けない,いわゆる「情報の過負荷(Information Overload)」という問題を引き起こしつつある.この情報の過負荷という問題が,創造的思考のいわば予備段階である情報収集に過程において,大きな障害となるであろうことが指摘されている.これらの大量のリソースを人手を介することなく自動的に分類・管理できれば(組織化できれば),有益な情報の入手や検索が容易になり,「効率的な情報活用」が可能となるのではないであろうか.本稿では,できるだけ人手を介さずにユーザが求めている情報を提供できる自動分類システムの構築を行なう.このシステムは,動的なクラスタリングと,分類を依頼するユーザからの情報を用いることを特徴とする.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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