自由探索訓型CAIの学習者モデル
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概要
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自由探索型CAIとは、学習者がハイパーテキスト構造の学習情報を自由に探訪することによって知識を獲得できる学習環境である。システムが得られる学習者に関する情報としては、いつ・なにを参照したかと言うものしかないので、教科コース型CAIのような学習者モデルの構築が困難である。われわれは学習者の認知状態をモデル化するため、学習情報のハイパーテキスト構造をもとに、知識処理の可能な知識ネットワークの構築法を考案した。これに基づく、学習者の興味関心領域と知識連想特性を自由模索型CAIの学習者モデルとして捉え、学習者の探索意図や認知状態を推定し、学習(探索)支援を行う。このため、ビルダ・コンバータ・ブラウザと言う枠組みで自由模索型CAIシステムを構築し検証を行った。ここでは、知識ネットワークの構築法、学習者の興味関心領域の推定法と学習支援法について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
古家 弘幸
学習情報通信システム研究所
-
郭 斑
学習情報通信システム研究所
-
古城 則道
学習情報通信システム研究所
-
郭 斑
(株)学習情報通信システム研究所
-
古城 則道
(株)学習情報通信システム研究所
-
宮崎 哲夫
学習情報通信システム研究所
-
宮崎 哲夫
(株)学習情報通信システム研究所第4研究室
-
古家 弘幸
(株)学習情報通信システム研究所第4研究室
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