認知モデルを用いた距離差推論による学習支援 : 演習型学習環境システムの構築における推論方法の改善
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概要
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知的システムは、学習者の振る舞いを源情報とする知的な相互伝達を可能とする機構を備えることが必要である。筆者らは、これまでに問題駆動型学習システムの構築において、問題解決過程における学習者の状態を認知モデルとして生成し、それを源入力情報とするニューラルネットワーク推論を用いて学習支援情報を提示する仕組みを用いて来た。今回SEBLE (Supportive Exercise-Based Learning Environment)の構築に当たり、他に「誤り治療」「事例ベース推論」をシステムに付加したので、システムの負担を軽減するため簡易な方法を考案し、プロトタイプモデルで検証し確証を得た。筆者らは、その方法を「距離差推論」と名づけ学習支援環境として構築したので、その内容と検証結果について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-28
著者
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