自己組織化手法を用いた情報のフィルタリング
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概要
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近年のコンピュータとそれを取り巻くネットワーク技術の発展は, 誰もが世界中の様々な情報(リソース)にアクセスすることを可能とした。しかしその一方で, 情報の氾濫によりユーザにとって本当に意味のある(必要な)情報にたどり着けない, 情報の過負荷(Information Overload)問題を引き起こしつつある。この問題が, 創造的思考のいわば予傭段階である情報収集に過程において, 大きな障害となる可能性を秘めていることが指摘されている。本研究の目的は, ユーザが行う自由探索学習を支援し, 情報の組織化を自動的に行う情報検索システムの開発である。本システムは, ユーザがWeb上でのNetSurfingから得た情報を自己組識化手法を用いて自動的にクラスタリングを行う機能を有する。また, ユーザによる分類教示を学習する機能を備える事により, ユーザの意図に応じた分類システムの再構築を可能としている(Fig.1)。本稿ではHTML文書をリソースとした情報探索支援システムについて考察し, 本システムの概要とその実験結果について報告する。
- 1997-09-24
著者
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