表層的手がかりによる六法全書法律文での要件部・効果部の抽出手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,六法全書法律文の大局的構造の解析と要件の意味推定を表層的手がかりに主って行なう手法を提案する.文の構成要素を主題,要件,効果に分け,それらが対比構造をなしているかを調べ,その結果によって各主題や要件の係り先を特定する.そして各要件の機能表現によって要件のさす内容を特定する.同時に主題の連体修飾部や,効果部に入りこんだ要件の抽出を行なう.その結果,六法全書の条文181文の学習コーパスに対して170文(93%)が,そして275文のテストコーパスに対して224文(81%)が正しく解析できた.また,とりたて助詞「は」と読点の有無が対比構造の生成・認識の鍵となり,それによって係り先が決定されることを明ら土にした.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1997-01-20
著者
-
長尾 眞
京都大学工学部電気工学第二教室
-
角田 達彦
東京大学医科学研究所
-
角田 達彦
京都大学工学研究科電子通信工学
-
清水 仁
京都大学工学研究科電子通信工学
-
長尾 眞
京都大学工学研究科電子通信工学
-
長尾 眞
京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻
関連論文
- 6.言語・画像のデータ依存情報処理(情報処理技術の未来地図,50周年記念特集号)
- 国立国会図書館 館長対談(第13回)前フランス国立図書館長 ジャン-ノエル・ジャンヌネー氏 文化の多様性と知の伝承
- 本の森を歩く(特別篇)館長 長尾真が読書週間に選ぶ9冊
- 絵画解説文の対象情報・感性的情報の抽出
- キャプションと記事テキストの文字列照合による報道番組と新聞記事との対応づけの自動化
- キャプションと記事テキストの最長一致文字列照合による報道番組と新聞記事との対応づけの自動化
- IPAL辞書と分類語語彙を用いた単語意味辞書の作成
- ゲノムインフォーマティクスの数理
- 医学生物学文献からの専門用語の抽出に向けて : タンパク質名の自動抽出
- TVニュースと新聞記事の対応づけ
- 医学生物学文献からの専門用語の抽出
- 圧縮ファイルへの直接照合を可能にする符号化法の提案
- 単語の共起頻度と出現位置による新聞の関連記事の検索手法
- 図解辞書とLDOCEの分野コードに基づく場面知識による英語名詞の多義性解消
- 表層的手がかりによる六法全書法律文での要件部・効果部の抽出手法
- 語彙的結束性による図解辞書中の名詞の語義の推定
- 英字新聞の本文の語彙的結束性による見出し中の名詞の多義性解消
- 形態素の共起頻度と出現位置による新聞関連記事の検索手法
- 圧縮ファイルへの直接検索を可能にする符号化法の考案
- ニューラルネットワークを用いた分業TSPの解法
- nグラム統計によるコーパスからの未知語抽出
- 英語名詞の多義性解消における文脈としての場面情報の評価
- 談話解析に基づく場面の同定とその評価
- 場面情報に基づく英語名詞の語義の優先づけ方法と評価
- 結束構造および一貫性に基づく場面構造の解析
- 分業巡回セールスマン問題のニューラルネットワークによる解法
- 辞書に基づく連想による文脈としての場面の最尤推定
- 辞書ベースの連想記憶に基づく日常生活場面の同定
- 辞書ベースの連想記憶による文脈理解のための場面同定機構
- 辞書ベース連想による場面同定に必要な文脈情報量の推定
- IJCNN '93の報告
- 連想推論における逐次学習方式の定式化とその評価 : 曖昧性解消に必要な文脈情報の定量化
- ニューラルネットワークと記号処理の統合による連想補完文字認識
- 超並列連想推論PDAI&CDによる意味の学習および文脈依存の語の多義性解消
- PDAI&CDに基づく意味の学習および文脈依存の多義性解消 : 神経回路網と論理記号処理の統合による連想推論
- 神経回路連想システムWAVEの自然言語理解への適用
- 神経回路網に基づく超並列連想システムWAVE
- 国立国会図書館 館長対談(第12回)児童文学者 松岡享子氏 読書は本とのコミュニケーション
- 国立国会図書館 館長対談(第11回)立命館大学教授、京都大学特任教授 佐和隆光氏 持続可能で豊かな社会を
- 国立国会図書館 館長対談(第10回)慶應義塾学事顧問、慶應義塾大学教授 安西祐一郎氏 知識は力である
- 予測単位の変更によるn-gramモデルの改善
- 予測単位の変更によるn-gramモデルの改善
- 予測単位の変更によるn-gramモデルの改善
- 連語登録による形態素解析システムJUMANの精度向上
- 日本語名詞における間接照応
- 表層表現を利用した日本語文章における後方照応表現の自動抽出
- 表層表現を利用した日本語文章における後方照応表現の自動抽出
- 日本語表層表現を手がかりとした名詞の指示性と数の推定
- 日本語表層表現を手がかりとした名詞の指示性と数の推定
- キャプションと記事テキストの最長一致文字列照合による報道番組と新聞記事との対応づけの自動化
- 形態素クラスタリングによる形態素解析精度の向上
- タグ付きコーパスからの統語規則の獲得
- 新春対談 彫刻家、東京藝術大学名誉教授・顧問 澄川喜一氏 国立国会図書館長 長尾真 日本の文化力再発見
- 電子出版と国立国会図書館
- 「AIマップ-自然言語へのアプローチ」に対するコメントと回答
- 医学生物学文献からの専門用語の抽出
- nグラム統計によるコーパスからの未知語抽出
- nグラム統計によるコーパスからの未知語抽出
- 対訳文章を利用した専門用語対訳辞書の自動作成 : 訳語対応における両立不可能性を考慮した手法について
- 談話管理理論を用いた対話処理 : 名詞句の解析と生成について
- マルチエージェントシステムに対する期待
- AIマップ : 自然言語へのアプローチ
- 京都大学統合情報通信システムKUINSの基本概念とシステム設計
- 電子図書館Ariadneの開発 (5) : —電子図書館をめぐる諸問題—
- 16. 自然言語の一般理論の試み
- 特別対談 新たな文化創造とクラウド化を展望する (特集 クラウド時代における電子ブックと流通問題)
- 図解辞書とLDOCEの分野コードに基づく場面知識による英語名詞の多義性解消
- 図解辞書とLDOCEの分野コードに基づく場面知識による英語名詞の多義性解消
- Pictorial Dictionaryに基づく場面情報の結束性によるそれ自身の語義の自動付与
- LDOCE上の分野分けを用いたPictorial Dictionaryに基づく場面情報の解析
- 3. 座談会 : 未来に向けての技術展望(あの技術は今… : 技術の変遷と21世紀への展望)
- 電子図書館Ariadneの開発 (2) : —データの入力と編集—
- 坂井利之先生の文化功労者顕彰を祝して
- TVニュースと新聞記事の対応づけ
- TVニュースと新聞記事の対応づけ
- 高等教育における教育改革と経営改善(挨拶)
- 情報学の明日を考える (特集 情報学の第4ステージ)
- 漢字対応の利用による日中対訳テキストの文対応付け
- 類似性に基づいた日韓対訳テキストの文対応
- 用例検索による韓日・日韓翻訳支援システム
- 日英対訳文間の構造照合
- 日本語構文解析システム「KNP」のハングル化とそれを用いた日本語から韓国語への対照分析
- 部分文字列情報の利用による日本語単語の高速検索
- 大規模日本語テキストのnグラム統計の作り方と語句の自動抽出
- 電子図書館Ariadneの開発 (4) : —読書支援機能—
- 新春対談 国立国会図書館蔵書のデジタル化とJIIMAの取組み
- 新春エッセー 国民読書年を迎えて
- 語彙化マルコフモデルによる英語品詞タグ付け
- 形態素bi-gramと品詞bi-gramの重ね合わせによる形態素解析
- 統計によるタグ付きコーパスからの統語規則の獲得
- 国立国会図書館の現状と将来[含 質疑応答] (特集 日本図書館研究会第52回(2010年度)研究大会) -- (シンポジウム 次代を切りひらく図書館の挑戦)
- 電子図書館Ariadneの開発 (3) : —検索支援機能—
- 大震災の記録保存に努力しよう
- 類似度からの検索質問生成による効率的類似用例検索
- 国立国会図書館の現状と将来(発表4,シンポジウム「次代を切りひらく図書館の挑戦」,第52回(2010年度)研究大会)
- 科学技術コモンズと情報知識学への期待
- ITUクラブ講演 電子書籍と読書端末
- デジタル・ネット時代の知の基盤を考える
- 新年のごあいさつ : 震災アーカイブの構築と新しいサービス
- 人工知能とは(4)(人工知能とは〔第4回〕)