自律分権協調における「スコープ」と動的グルーピング
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概要
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われわれは,自律分権協調という概念をもとに研究を行っている.ここでいう「自律分権協調」とは自律:計算主体が,外部からコントロールを受けることなしに,自らの行動を決定できること.分権:計算主体の集合が活動する過程で,その活動を永続的・大域的に監視制御するものが存在しないこと.協調:計算主体がその行動様式を,周囲の状況に合わせて,より望ましい方向に変えていくこと.という3つの概念がわかち難く結び付けられた,分割不可能な単一概念のことを指す.自律分権協調の,特に協調という側面を考えた場合,他の計算主体(即ち外部環境)の情報を自分の内部状態と同レベルで扱い,これらをもとに適切に行動様式を変更していく必要がある.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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佐藤 義則
宮城教育大学環境教育実践研究センター
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野口 正一
東北大学応用情報学研究センター
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白鳥 則郎
東北大学工学部
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布川 博士
東北大学電気通信研究所
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佐藤 義則
東北大学工学部
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武宮 博
日立東北ソフトウェア
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