ネットワーク環境のOODBを用いたモデリング : ネットワーク環境変化の自動登録機能

概要

論文の詳細を見る
現在我々は、オブジェクト指向データベース(OODB)を用いて、ネットワーク環境のモデル化、データベース化(LANDB)を行なっている.現在まで行なってきた研究は、ある時点でのネットワークの状態をデータベース化するというネットワーク環境の静的なモデル化であった.しかしながら、本来、ネットワークの状態は常に変化しており、同様にネットワーク環境も変化している.この変化を静的なデータの入力方法と同様に、手作業により逐次データベースへ入力することは、実際上不可能である.そのため、実際のネットワーク環境の変化をある程度自動的にデータベースへ取り込み、よりよくその時点での現実のネットワーク環境を反映したデータベースとする必要がある。このような実際のネットワーク環境をより忠実に反映したデータベースを用いることにより、個々のネットワークの過去のデータを用い、それぞれのネットワークに則した、より忠実なネットワーク環境の情報提供、管理、シミュレーションを行うことが可能となる.また、この機能が付加されているデータベースは、ネットワークを扱える情報システムの中心として用いることが可能となる.本稿では、まずはじめに、以上で述べたネットワークの環境変化とそのデータベースへの取り込みについて考察する.次に、ネットワークの環境変化をオブジェクト単位としてOODBへ取り込む(登録する)方法を提案し、その実現例を示す.
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

ネットワーク環境のOODBを用いたモデリング : ネットワーク環境変化の自動登録機能

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク