オブジェクト指向データベースにおけるExtent Viewサポートについて

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概要

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本研究では、オブジェクト指向データベースのビューとしてextent view(外延ビュー)を提案する。Extent(外延)はタイプのインスタンスの集合である。外延ビューは、オブジェクト識別子に加えて、その属性値の組によって識別が可能であるオブジェクトからなる外延を対象とする。ここで、属性値の組によってオブジェクトの識別が可能であるという条件を「外延ビュー条件」と呼ぶ。外延ビューは、この条件を満たす外延の「第一正規形リレーショナル表現」を基底リレーションとする。ただし、サブクラスを持つクラスの外延に対しては、特化意味論を考慮し、圏外和演算によって定義される基底リレーションが用意される。以上のような基底リレーションに(拡張)SQL演算を施すことで再帰的に定義されるビューが外延ビューである。このように、外延ビューにより、オブジェクト指向データベースとリレーショナルデータベースのレガシを仮想的に統合することができる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-07-18

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