走行中のプロセス間で共有されたプログラムの部分入れ替え法

概要

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現代の社会では様々なところで計算機が使われており、計算機に対してより高い信頼性を必要としている。しかし、計算機サービスにはソフト面やハード面で色々な障害が起こり得る。また、長期のサービス運用によって、サービスの内容を変更する必要性も生じる。これらの対処法として、走行中のプログラムの部分的変更が有効である。それが可能ならば、走行中のプロセスを終了させる必要はなくなり、修正後、再起動を行う必要もなくなる。プロセスとして走行しているプログラムを変更する方法については、プロセスを冗長構成にしてプロセス単位で入れ替える方法がある。この方法では、プロセスを単位として入れ替えるため、わずかな変更であってもプロセス全体を入れ替える必要がある。また、プロセスを継続したままでプログラムの一部を入れ替える方法も報告されているが、入れ替えを行うタイミングに厳しい制約があるものや、入れ替え対象プログラムが、1つのプロセス単独で実行されている場合の実現法といったものであった。本稿では、複数のプロセスがプログラムを共有している場合についての、部分入れ替え処理の課題を示し、対処法と実現方式を述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

走行中のプロセス間で共有されたプログラムの部分入れ替え法

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