自律移動型プログラムを用いた計算機管理支援の枠組について

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概要

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分散システムの導入により、利用者に対する利便性が向上する一方で、計算機を管理している管理者に対する負荷が増加している。管理者の負荷を軽減する方法として、作業代行プログラムによる管理作業の自動化と集中管理による作業の簡略化とがある。これらの両方の方法を採る際、管理者の手間の増加、通信・処理の負荷の集中が問題となる。解決策として計算機間を自律的に移動するプログラムの利用を検討した。問題点がどの程度改善されるかを確認するために、移動するプログラムを利用したシステムを実際に試作した。その結果、作業内容を変更する際の管理者の手間が減少すること、作業実行時の通信・処理の負荷が分散すること、が確認できた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-11-21

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