Tenderにおける資源「演算」の扱い
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概要
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負荷の大きなソフトウェア処理の実現、また多様なサービスの提供のために、オペレーティングシステム(以降OSと略す)は様々な機能を提供し、また機能の高度化を進めている。既存のOSの多くは、機能の実現においてプログラム構造を軽視する傾向にある。その結果、機能の高度化とプログラム構造の複雑化はあまり関係しないはずであるにも関わらず、プログラム構造は複雑化している。そこで我々の研究室では、プログラム構造の明暸なTender(The ENduring operating system for Distributed EnviRonment)の開発を進めている。 Tenderでは、資源を「1つの操作を行なう場合、その操作で処理が完結し、他の処理を必要としないもの」と定義する。本稿では、Tenderにおける「演算」資源の扱いについて述べる。具体的には、プロセス構成要素の独立化による効果、また演算を資源として扱うことによる利点を述べる。そして、「演算」を管理するモジュールの機能やインタフェースを述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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牛島 和夫
九州大学工学部情報工学科
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村上 大介
九州大学大学院システム情報科学研究科
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青木 義則
九州大学大学院システム情報科学研究科
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村上 大介
九州大学工学部
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青木 義則
九州大学工学部
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谷口 秀夫
九州大学工学部
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牛島 和夫
九州産業大学情報科学部
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