双方向学習支援システムMICE

概要

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計算機の高性能化と低価格化により、いろいろな分野での計算機利用が可能になっている。教育の分野でも例外ではない。しかしながら、教育の分野で計算機を利用するには、その内容が多岐にわたるので、様々な技術の進歩が必要であった。例えば、種々のデータを統合的に扱うためのマルチメディア処理技術や遠隔の計算機間で高速に通信できる技術などが必要である。一方、教育の観点からは、小中高校の教育現場に計算機の導入が行われ、各学校で計算機を利用した教育法が必要とされている。また、大学では、一般の教育に加え社会人教育などの多くの人を対象とした教育体制が必要となっている。このことは、一箇所に多くの人を集めて講義する形式だけではなく、遠隔地からの参加を可能にする必要があることを示唆している。その際、遠隔地からでも質門ができ、その回答を受け取れなければならない。本研究は、高速通信網を利用し、計算機による高度な学習支援システムを構築するための基本的な実験である。具体的には、マルチメディア通信を可能とした双方向学習支援システム(MICE:Multi-media Interactive Communication system for Education)を開発し、それを学習支援に実利用することで評価する。MICEは、自習的に学習できるだけでなく、疑問発生時にオデマンドに教師に質問でき、回答を受け取れるものである。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

双方向学習支援システムMICE

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