相関論理への時間演算子の導入について

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概要

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相関論理は、古典数理論理に存在する実質含意のパラドクスを持たないという点で知識を表現し推論するための論理基礎として適しているが、時間の推移によって真理値が変化するような知識を適切に表現することができない。例えば、(1)将来アルバニアに行くつもりである。(2)アルバニアに行くには査証が必要である。(3)今まで査証をとったことはない。(4)査証をとるつもりである。この一連の文ではアルバニアに行くこと、および査証をとることに関して過去、現在、未来で真理値が異なり、既存の相関論理の言語を用いて記述することができない。よって、このような知識を表現し推論するための基礎として、本研究では相関論理に時間に関する演算子を導入し、相関論理で時間の推移に関する演算子を導入し、相関論理で時間の推移に関係する知識を扱うことを可能とする枠組を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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