通信路の品質変化に適応する自動通信制御機構の評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
計算機環境や通信環境の発達により、様々な性質を持つ複数の通信路を、同時に利用することが可能となってきている。我々は通信路の品質変化に適応するための通信方式を提案している。本稿では、提案する通信方式を利用した通信実験の評価について述べる。まず、通信時間と通信効率を最大とするウィンドサイズの導出式について説明する。次に、複数の通信環境と通信条件の下で、ウィンドサイズ固定の場合と最適ウィンドサイズを用いた場合の通信時間を測定した。測定により、最適ウィンドサイズによる制御を行うことで、通信時間の増大を抑えることができる事を示した。また、最適ウィンドサイズによる制御を簡略化する場合には、通信路の転送速度に比べ、計算機性能が高いと仮定して制御を行う方が通信時間の増大をより低く抑えることができる。
2000-05-19

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク