要求定義のための要求フレーム
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概要
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非あいまい性・完全性・テストならびに検証可能性・一貫性・変更容易性・追随性・保守支援性および理解容易性などいくつかの特性を満たした高品質な要求仕様の作成,要求仕様の詳細化に伴う変更と保守時の変更を支援するための要求モデルとモデルに基づいた定義支援手法について述べる.要求モデルは二つの枠組みに分けられる.一つはある機能とその機能を表す要求文の枠組みである.機能は一般に複数の要求文とそれらの文の間の関係によって表される.ある特定の分野のシステムに必須な機能を表す要求文の枠組みをあらかじめ用意することによって,必須機能を表す要求の抜けを検出できる.もう一つはある要求とその要求を表す動詞および名詞の枠組みである.一つの要求は動詞とその動詞に対して何らかの役割を持った名詞の集合から構成される.動詞に対してあらかじめ必須とされる名詞の役割の構造を枠組みとして用意することによって,動詞に対する役割の欠如や名詞の抜けを検出できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-04-15
著者
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