論理型仕様からのストリーム処理プログラムの導出
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概要
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対象をストリーム型とした宣言的な論理型仕様をプログラム変換の手法を用いて手続き型プログラムに変換する手法を提案する.宣言的な仕様において問題の入出力データはリストに抽象化され,入出力リストとその間の関係として仕様は定義される.このように定義することにより,入出力データのタイプや構造およびその処理手順はその後の設計に委ねられることになり,純粋に問題を構成する対象間の関係で仕様定義が行える.入出力リスト間の関係はリスト構造を変換する簡単な述語の組合せで表現される.この述語はプランと呼ばれ,入力ストリームからある概念を切り出す方法を宣言的に定義している.プランの組合せで仕様を記述することにより,設計段階における小さな概念の再利用が可能となり,さらにプランを結合することにより新たな概念に対応するプランの合成ができる.プランの組合せで定義された仕様をプログラム変換により,入力データストリームを先頭から処理し出力リストを生成するような手順的な仕様に変換する.その後,入出力述語を付加し手続き型プログラムに変換する. 一般に宣言的な仕様を実現するプログラムは複数考えられるが,本研究では対象をストリーム処理に限定することにより,宣言的な仕ム変換戦略を明らかにした.ここでは本研究におけるストリーム処理プログラムの開発手法および例を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-12-15
著者
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