ジスルファニリノ・モノクロロトリアジン媒染セロファンの染色性

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概要

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1.タンニン媒染物とDSMT媒染物の染着速度はほぼ同じであるが, 処理操作は後者がより簡便である。(Fig.2)2.両媒染物とも塩基性染料による吸着等温線はラングミュア型である。また, 媒染剤の増加に伴なって共に飽和染着量は増加するが, DSMT媒染物での増加は著しく, 濃色染めに適している。(Fig.3,4)3.DSMT媒染染色物の均染性は淡色においても良好である。(Table 1)4.両媒染染色物とも, 媒染処理によって色相に大きな変化は認められない。(Fig.5,6)5.タンニン媒染によって, 染色物の蛍光は殆ど消失すか大幅に低下する。しかし, DSMT媒染染色物ではこの傾向は僅かである。(Fig.8)6.DSMT媒染染色物の耐光性, 耐洗濯性はタンニン媒染染色物のそれに比較して極めて劣弱であるが, 耐水洗性は同程度である。(Table 2,3)
福岡女子大学の論文
1993-03-25

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