航空磁気測量による昭和基地とみずほ基地間の磁気異常
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概要
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第21次南極地域観測隊(以下「JARE-21」といい, 他次隊も同様に略称する)は, 昭和基地とみずほ基地を結ぶ輸送ルートに沿って, プロトン全磁力計による航空磁気測量を実施した。測定された全磁力値から, IGRFモデルによる標準磁場の除去と日変化成分の補正を行って, 同ルート上での磁気異常分布を求めた。得られた磁気異常分布に含まれる不確かさは20-30nT程度と思われ, 次の二つの特徴を持つ。一つはS16-S30付近の-250から350nTに及ぶ異常, もう一つはH260からZ50にかけての-270から140nTに及ぶ異常で, 両者とも10-30kmの波長を持っている。JARE-17が同一ルート上で地上全磁力値を測定しているので, その値から計算される磁気異常値と今回得られた磁気異常分布との対応を見た。また, すでに得られているフリーエア重力異常分布との比較検討も行った。
- 国立極地研究所の論文
著者
-
神沼 克伊
国立極地研究所
-
渋谷 和雄
国立極地研究所
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神沼 克伊
極地研
-
渋谷 和雄
(独)電子航法研究所:国立極地研究所
-
伊神 [アキラ]
名古屋大学理学部
-
伊藤 潔
京都大学理学部附属地震予知観測地域センター
-
渋谷 和雄
国立極地研
-
伊藤 潔
京都大学理学部地震予知観測地域センター
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