南極みずほ高原の地形・重力異常図の三次元表示
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概要
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南極みずほ高原の重力データのコンパイル(68°-78°S, 25°-55°E)を実施し, 三次元表示を含むグラフィカルな重力異常図を作成した。さらに氷床の形, 基盤地形についても同様の三次元表示を行った。重力データは重力系(ポツダム系とIGSN71系)をIGSN71系に統一した。さらに標高がNNSSによりWGS-72楕円体からの高さとして求められていた地点ではジオイドモデル(GEM10b)を用いて高さの補正を実施した。この結果, 重力値そのものの測定精度は3mgal以下, フリーエア異常値の誤差は±10mgal以下と推定される。また, アイスレーダーによる基盤地形も重力異常から推定される基盤地形のいずれも, 北西-南東方向のトレンドを示し, 大局的には両者は一致する。しかし, 局所的にみると両者の結果には矛盾する点も多く, アイスレーダーの測定精度の検討も含め, 基盤地形の決定が今後の最大の課題の一つである。
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