ドライバレー掘削調査1975-76年隊報告
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概要
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日本,アメリカ,ニュージーランド三国共同観測事業のドライバレー掘削計画(DVDP)は,その計画が1年延長され,1975-76年のシーズンも実施された.掘削地点はドライバレーの東端,ニューハーバーから20kmのロス棚氷上で,DVDP No.15孔である.掘削準備は9月下旬から始まり,10月下旬にはすべての準備が終了した.11月5日から掘削を開始,21日,海底下64.6mまで掘ったところで,氷状が悪化してきたため,掘削を中止した.日本からの参加者は2名で,掘削,調査に参加し,掘削終了後はマクマード基地を基点に,マクマード海峡周辺の地学調査,地学研究室でのガス分析や地震観測などを実施した.11月4日,内陸のDome Cで輸送機が損傷し,ニュージーランド-マクマード間の輸送事情が悪化したため,マクマード基地に滞在する科学者が例年に比して非常に少なかった.このため,ヘリコプターを利用した野外調査が十分に実施できた.
著者
-
神沼 克伊
国立極地研究所
-
中井 信之
名古屋大学理学部地球科学科
-
中井 信之
名古屋大学年代測定資料研究センター
-
中井 信之
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Nagoya University
-
中井 信之
名古屋大学理学部地球科学教室:国立極地研究所
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