1988-1989年エレバス火山の国際共同観測
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概要
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1988-1989年の南極の夏シーズン, ニュージーランドとの国際共同観測で実施している「エレバス火山国際噴火機構の研究(IMEEMS : International Mount Erebus Eruption Mechanism Study)」に参加した。IMEEMSの大きな目的はエレバス火山(77.5°S, 167°E, 3794m)の山体内での地震観測と, 山頂火口縁にTVカメラを設置して火口からの噴火を実時間でスコット基地に送り, モニターとビデオ記録することである。これにより, 爆発の瞬間の時刻が決定でき, 同時に発生する地震と対応させることができる。日本はこれまでどおり, スコット基地に設置してあるレコーダー類の保守, 点検, 記録の整理などを分担した。1988年12月, エレバス火山の地震活動は前年同様に低かった。噴火は12月後半の16日間にTVモニター上で35回記録された。エレバス山の火山活動は全体に前年と同じ程度であった。
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