ムーニー指度の充填剤量依存性
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概要
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SBRに数種の活性および非活性充填剤を10〜100PHRの範囲で混練りによって混入したマスターバッチを100°Cでムーニー試険機によってテストしたところ, ムーニー指度の時間的変化はいずれも既報の実験式によって記述されることがわかった. これらの式に含まれる5個の定数のうち, 緩和過程の消滅速度を支配する定数. τおよび (AL∞/XL) はいずれも充填剤の種類および量によらないことが判明した. 次に定常流動粘度に関係のある定数, YLは充填剤量を容積分率によって評価すれば充填剤の種類によらずすべてGuth-Gold の式によって記述される程度の容積分率依存性のあることが判明した. AL∞およびXLはともに各充填剤についてYLと同様な容積分率依存性があるが, 同じ容積分率について比較すると充填剤の種類による相違があらわれる. ML0の容積分率依存性は充填剤の種類によって異なり, Guth-Gold の式によって記述される程度のものや容積分率に殆んど依存しないように見えるものがあることが判明した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
-
二宮 和彦
Department Of Chemistry University Of Wisconsin
-
二宮 和彦
日本合成ゴム
-
草水 純男
日本合成ゴム (株)
-
怡土 聚作
日本合成ゴム(株)四日市工場研究所
-
日高 隆
日本合成ゴム(株)四日市工場
-
二宮 和彦
日本合成ゴム(株)四日市工場
-
怡土 聚作
日本合成ゴム(株)四日市工場
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