バンバリーミキサーによるSBRの素練り
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概要
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SBR試料の素練り過程における力学的挙動をバンバリーミキサーによってしらべたところ, 消費電力の時間的変化は分子量がほとんど低下しない前期領域と, 分子量低下をともなう後期とに分けられることがわかった.その前期においては, 消費電力Wの素練り時間tによる変化は, 次式のように近似できることがわかった.W=W0e-t/τ+W∞後期においては, 素練り時間による分子量の変化が, 前報のオープンロールによる実験結果と同様に単一指数関数で記述できることがわかった. ムーニー試験の結果ではその指度の時間的変化や分子量依存性が, 末素練り試料における場合と同様な関係にあることがわかり, バンバリーミキサーにおける素練り過程もその平均分子量を知ることによって明らかにされることがわかった.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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