ムーニー指度の温度および可塑剤量依存性
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概要
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各種の平均分子量のSBRについて50〜120°Cの温度範囲でムーニー試験機による測定をおこなったところ, ムーニー指度の時間的変化はいずれも既報の実験式によって記述されることがわかった. これらの式にふくまれる5個の定数のうち, ML0およびXLは温度によってその値は変化せず, τ, ALおよびAL∞はすべて温度とともに Arrhenius の式によって記述されるような温度依存性を示し, 見掛けの活性化熱はいずれも5〜6kcal/molの値であった. SBRに可塑剤として芳香族系およびナフテン系伸展油を0〜110PHR混入した油展ゴムについても, やはりムーニー指度の時間的変化は既報の実験式によって例外なく記述されることが確められた. 可塑剤効果はτ, YLおよびAL∞にあらわれてML0およびXLにはあらわれず, 一方稀釈効果はτ以外の4定数にすべてあらわれることを示した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
-
二宮 和彦
Department Of Chemistry University Of Wisconsin
-
二宮 和彦
日本合成ゴム
-
草水 純男
日本合成ゴム (株)
-
安田 絃市
日本合成ゴム (株) 総合加工技術研究所
-
怡土 聚作
日本合成ゴム(株)四日市工場研究所
-
安田 絃市
日本合成ゴム (株) 四日市研究所
-
安田 絃市
日本合成ゴム(株)四日市工場
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