企業経営と研究開発の関係に関するシミュレーションの試み : その3 経営に対する応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
先報のシミュレーションモデル、およびそれによるシミュレーション解析の結果を利用して、主として研究開発活動を巡る経営システムの合理化を試みた。まず、長期経営計画を合理的に立案策定する方法と手順を示し、次に研究開発部門の新製品事業化態勢をそれに整合させることにより、研究開発の巨視的な枠組を経営計画内容と定量的に整合させる道筋を示した。次に、新製品事業化計画の事業性の事前評価法とそれがテーマに登録されてからの事中評価管理法、ならびにそれが事業化されて以後の事後評価管理法について、新製品事業化活動に関する経営効率の向上という観点から、このモデルを利用した新手法を開発して提案した。そしてさらに、このモデルとそのシミュレーション結果の経営活動に対する別な応用例として、素材系企業の川下施行による事業多角化の合理性の検証とその結果、経営分析の際の利用法の例、あるいはさらに経営幹部層の研究開発活動に対する理解を促進するための利用法について述べた。最後に、こうした経営システムの合理化が研究の独創性に及ぼす影響についても触れた。
- 研究・技術計画学会の論文
- 1992-09-15
著者
関連論文
- 成功例にみる研究テーマとマネジメント
- 企業経営と研究開発の関係に関するシミュレーションの試み : その3 経営に対する応用
- 企業経営と研究開発の関係に関するシミュレーションの試み : その2 シミュレーションにより得られる知見
- 企業経営と研究開発の関係に関するシミュレーションの試み : その1 シミュレーション用モデル
- ムーニー試験機によるゴムの諸測定値 : 高分子レオロジー
- 無定形高分子固体のゴム状領域における線型粘弾性に及ぼす分子量分配の影響
- 合成ゴム工業の現状(有機化学工業の現状)
- 充てん剤〜加硫ゴム混合系の粘弾性挙動 : 多成分系のレオロジー (第5報)
- 不活性充てん剤〜未加硫ゴム混合系の粘弾性挙動 : 多成分系のレオロジー (第3報)
- 発熱試験の粘弾性的取り扱い : ゴム試験法の粘弾性的研究 (第4報)
- 活性充てん剤〜未加硫ゴム混合系の粘弾性挙動 : 多成分系のレオロジー (第4報)
- 未加硫合成ゴムのゴム状領域における応力緩和
- ポリマーブレンドの理論(II) : -高分子レオロジーにおける混合効果の研究-
- ムーニー試験機によるゴムの諸測定値に関する一考察
- 純ゴム加硫物の破断スペクトルの数式表示
- 未加硫ゴムの加工性のレオロジー的研究 (その1) 緩和スペクトルのみを指標とする取扱い : ゴム状ポリマー製品の製品性能に関する研究 (第1報)
- バンバリーミキサーによるSBRとカーボンブラックとの混練り
- 自動車用タイヤトレッドの破壊耐性のレオロジー的研究 (その1) : 破断スペクトルのみを指標とする取り扱い
- 加硫ゴムの破断試験結果の一般的記述法 : ゴム状ポリマーの破断特性の研究(第1報)
- 未加硫ゴムの大変形における伸長応力の緩和
- オープンロールによるSBRの素練り
- 高分子科学とゴム加工研究
- 高分子レオロジーの応用による新しい試験法の試み
- 二成分系の混合法則から現象論的に導かれる緩和スペクトルと分子量分布関数との近似的関数関係 : ゴム状ポリマーの線型粘弾性挙動と分子量分布の関係 (第6報)
- 不均質二成分混合系の粘弾性挙動の新記述方法 : 多成分系のレオロジー (第1報)
- ゴム工業における分子量分布の意義
- ムーニー指度の分子量依存性
- ムーニー指度の充填剤量依存性
- ムーニー指度の温度および可塑剤量依存性
- ムーニー指度の時間依存性
- ピックアップ式タックメーターによる粘着性測定
- グリーンストレングスの指標, 降伏応力の粘弾性的取扱い
- 永久ひずみ試験の粘弾性的取扱い : ゴム試験法の粘弾性的研究 (第5報)
- 加硫ゴムの引裂抵抗を支配する応力集中因子
- 代表的な無定形高分子試料についての緩和および分子量分布に関する実験結果
- かたさ(ハードネス)の粘弾性的とりあつかい
- 「探索研究」アンケ-ト結果をどうみるか… (探索研究--あらたな研究開発のために)
- レジリエンスの粘弾性的とりあつかい
- 引裂試験の粘弾性的取り扱い
- 破断スペクトルと粘弾性的性質との関係
- ムーニー試験機内におけるゴムの応力およびひずみ速度
- 応力緩和およびクリープのデータから微分操作なしに緩和および遅延両スペクトルを求める高次近似法