カキ‘西村早生’の胚嚢の発育に関する研究
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概要
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1. 胚嚢母細胞は開花18日前頃に形成され, 胚嚢細胞の形成期は開花12日前頃であった.2. 胚嚢の完成期は開花4日前と考えられた.3. 開花前の胚嚢の発育は3つの相にわけられ, 第1発育相は胚嚢母細胞から四分子期, 第2発育相は四分子期から胚嚢細胞の核分裂開始期, 第3発育相は核分裂開始から胚嚢完成までであった.4. 胚嚢の中には, 胚嚢母細胞や胚嚢細胞の形成過程で退化しているもの, 胚嚢細胞の核分裂の異常により通常より多い核数を示すもの, 1胚珠内に複数の胚嚢を形成したものなどの異常なものが観察された.5. 異常胚嚢の発生時期は, 胚嚢母細胞の四分子期から胚嚢細胞形成期までの間に集中していた.6. 異常胚嚢の発生率から, ‘西村早生’の開花時における受精可能な胚嚢の数は6個前後と考えられた.
- 園芸学会の論文
著者
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福井 博一
岐阜大学農学部生物生産システム学科
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中村 三夫
岐阜大学農学部生物生産システム学科
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中村 三夫
岐阜大農学部
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西元 和男
岐阜大学農学部生物生産システム学科
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福井 博一
岐阜大学農学部
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西元 和男
岐阜大学農学部
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