水産用医薬品低減試験(平成18年度)
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概要
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冷水病発症時における適切なスルフィソゾール投薬時期と被害軽減に有効な飼育環境条件について検討した。開始数日前に死亡魚が20~50尾程度確認され、魚病検査により冷水病菌であることを確認した。5月22日よりスルフィソゾールの投薬を行い、途中、中一日置く形で5日間の投薬を行った。6月1日から再び投薬を行った。投薬量は、一日魚体重kg当たり200mgの薬剤になるよう調整し餌に混ぜ投薬した。今回の結果から、適切な投薬時期については、死亡尾数が再び増加し始めた時点であると推察された。また、死亡率は飼育密度に大きく影響される可能性のあることも示唆された。したがって、冷水病発生時あるいはそれ以前に生息密度を下げることで被害を軽減できる可能性があるものと考えられた。
- [栃木県水産試験場]の論文
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