アユ冷水病対策試験

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概要

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冷水病の感染経路の一つとして、河川における冷水病菌の常態を確認するため、河川内の付着藻類、底生生物及び魚類を対象にした冷水病原因菌の保菌状況をPCR検査法により調査した。那珂川及び思川の2水系計6地点で実施した。調査地点の付着藻類、底生生物と生息魚類を対象に実施した。今回、春先に冷水病による死亡が確認された河川内の付着藻類や底生生物及び捕獲された魚類について保菌検査を実施したが、各調査地点で生息が確認された種において、全て冷水病原因菌は確認されなかった。結果から、調査地点における11月及び1月の河川内には冷水病原因菌が存在していないものと推察された。
[栃木県水産試験場]の論文

著者

土居隆秀
栃木県水産試験場

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