イワナ等渓流魚適正増殖手法開発事業
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概要
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イワナやヤマメは、山間部に多く見られる河川工作物(堰堤)から落下する可能性はかなり高いことが予想される。このため移動を行い堰堤から落下した魚が、その高さや着水地点の淵の有無などによりどのような影響を受けるものなのかについて検討を行った。落下高度は8m、15mの2通りとし、堰堤下の落水部にあたる淵の構造として、コンクリートのタタキを想定した10cm、僅かに水深のある30cm、さらに水深のある50cmの3試験区を設けた。イワナ成魚、稚魚共に、8mと15mの落差間で死亡率との間に差が有り、落差が高くなると死亡率も高まることが示された。また、淵の水深では、イワナ成魚で30cmと50cmとの間で差が見られたことから、50cm以上の水深で死亡率が低下し、稚魚では、30cm以上で死亡率の低くなることが示された。
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