アユ冷水病対策試験
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概要
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アユの冷水病は、1987年に初めて徳島県の養殖場で確認されてから、全国的にまん延し、現在では養殖業者だけでなく天然河川でも被害が広がっている。冷水病に感染したアユ親魚から採卵した卵では、冷水病原因菌が卵の表面に付着していたとしても、これまでは卵内に冷水病原因菌は存在しないものと考えられてきた。このことから、冷水病の伝搬は垂直感染ではなく、水平感染であると考えられていた。そこで、本試験では、種苗生産施設や養殖場における冷水病原因菌の侵入経路を明らかにし、侵入経路を断つことで冷水病による被害の軽減と拡散を抑えるため、県内のアユ種苗生産施設の採卵から選別・出荷までの各ステージと県外から導入された種苗を対象に、冷水病の保菌検査を実施した。
- [栃木県水産試験場]の論文
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